「実験数学」への道
このように、数学や算数でも、ただ頭で考えるだけでなくて「実際にやってみる」ことを「数理実験」とか「実験数学」などと呼んでいます。学校の教室では、サイコロやくじ引きを利用した確率の実験くらいはするかも知れませんが、ふつうは算数や数学で実験をする機会はまれと思います。ですから、このゲームで遊ばれたお子さんは、これまで知らなかった「算数・数学の別の顔」に触れることになるでじょう。
さらに重要なことに、このゲームで遊ぶことに慣れたお子さんは、円周上の運動や回転運動を往復運動に変換するやり方、さらに「サイン」、「コサイン」の意味について、すっかり馴染んでいるはずです。
それどころか、このゲームで遊んだお子さんは、わけもわからずに公式の暗記に明け暮れている一般の高校生がついに知ることのない「三角関数の本質」をすでに学んでいるかも知れません。
このゲームで遊んだお子さんにとっては、高校に入り、数学の授業で本格的な三角関数の導入がされても、それは「旧友との再会」みたいなものでしょう。
そのとき「知らない=関係ない=難しい」という心理的な抵抗が外れているだけでも、前進するスピードはずいぶん違います。
「ぜんぜん知らないこと」は、自分と無関係に思えるために、勉強することが苦痛に感じられてもおかしくありません。
けれども、「ちょっと知っていること」を詳しく学ぶのは、それとはぜんぜん違います。まるで友だちから秘密を打ち明けられたときのように、興味が自然にわいてくるのです。
本書でご紹介するゲームの狙いは、そこにあります。
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天才をつくるシリーズ 小学生から遊べる三角関数・対数ゲーム 親子で遊ぶ トランプで解く確率 |
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