Q. 定期テストの成績は悪くないのに、模擬試験になると悲惨なほど点がとれません。どうすれば模試の成績がよくなりますか。[Q&A 教育・学習・勉強の悩み相談]
A.
模試の成績を上げる方法
定期テストの勉強では模試に対応できない
中間や期末テストなどの学校の成績がいいのに、模擬試験や実力テストの成績が振るわないのは、中高生ではめずらしくないことです。これは要するに、中間や期末テストの勉強では、模試や実力テストに対応できるような実力が付いていないということでしょう。
中学や高校での中間考査や期末試験は、授業内容をどのくらい覚えているかを問うものと言っていいと思います。しかも、範囲はせいぜい二三ヶ月程度のことですから、ある程度集中して勉強するなら覚えられないことはありません。けれども、模試や実力テストで問われるのは、「蓄積されている力」なのですから、テストが終わった次の日から1ヶ月もたてば忘れてしまうような勉強の仕方では、太刀打ちできるわけがないのです。
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勉強の三要素のバランス
ここで考えて欲しいのが、「わかる」、「おぼえる」、「できる」という勉強の三つの要素がバランスを保っているような勉強をしているかということです。
中間テストや期末考査のための勉強では、「覚える」に偏りすぎている可能性があります。けれども、模試や実力テストでは、「わかる」、「おぼえる」、「できる」のバランスがとれた力が問われているわけです。「覚える」だけで「わかる」を欠いていたら、当然応用力はつきませんし、記憶そのものも長くは保てないでしょう。
「でも、『わかる』ことが大事だというのは、数学など一部の科目だけで、理科でも化学・生物、とくに社会などは、何よりも『覚える』のが大切ではないですか」
こういう疑問は当然あるだろうと思います。
けれども、一般に「暗記科目」と思われている化学・生物、歴史・地理などでも「わかっているから覚えられる」という内容はいくらでもあります。さらに、もっとも暗記的な要素が強いと思われる英単語の記憶でさえも、単語の成り立ちなどが「わかる」ことによって、はるかによく覚えられます。
ですから、「わかる」よりも先にまず覚えてしまおうとするのは、応用が利かないだけではなくて、記憶法としても効率がよくないのです。
「わかる」とは何か
ここで、「わかる」ということについて、もう少し深く考えてみましょう。
「わかる」ということを、さらに細かくみると、次のような意味が含まれていると思います。
「1. 理屈に納得する」
「2. 想像できる。イメージがわく」
「3. 気が付く」
実は、学力が伸びていくときは、「1. 理屈に納得する」という段階から、「2. 想像できる。イメージがわく」という段階にすすみ、それから「3. 気が付く」という段階に入ります。そして、ある段階から次の段階に移ったとき、飛躍的に学力が伸びるのです。反対に、なかなか次の段階に移れないときは、学力は伸び悩みます。
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「わかる」のはじまり
学校の授業などで「理屈に納得する」というのは、「わかる」の第一段階です。
けれども、その段階で止まっていては、「わかったつもり」になっているだけで、記憶にも十分残っていません。
この段階で無理に記憶しようとしても、覚えにくいし、すぐに忘れてしまうでしょう。
次の「想像できる。イメージがわく」という段階になって、ようやく記憶として残るようになります。何度も想像しているうちに、記憶に定着するのです。(注)
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(注) このサイトで「科学短歌」を掲載しているのは、五・七・五・七・七というリズムが「想像力と記憶」を助けるからです。 |
この「想像できる。イメージがわく」という段階に入って、ようやく知識の蓄積ができてきます。そして、蓄積ができるにつれて勉強がだんだん面白くなってきます。
続きは、「本物の学力とは何か」
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