カードで「確率が見える」
中学・高校の数学でも確率は、わかりにくい分野であると言われています。
その大きな理由のひとつに、確率の問題にはサイコロや色の付いた玉などが出てくるのに、具体的なイメージがなかなかわかなくて、頭で考えるだけになっていることがあると思います。「こんなときこそ実験を」と言いたいところですが、「サイコロを1000回振る」ほど、みんなヒマではありません。
そこで、トランプ・カードが役に立つのです。
カードに置き換えてみると、そんなに時間をかけなくても、問題の本質が直観的にわかるような「実験」ができることに気付くでしょう。
トランプのカードがもっている、サイコロや球やコインにない、すぐれた特徴は、これが1枚1枚ぜんぶ違うことです。
例えば、問題で「赤球3個」とか「白球2個」などと言われても、その赤球どうし、白球どうしがお互いに違うものだということは、なかなか思いつかないかも知れません。けれども、それを区別することが問題を解くポイントになる場合が意外と多いのです。
ところが、球をカードに置き換えてみると、違いは色だけではないことが自ずと見えてくることに気が付きます。あたかも自分の代わりに「カードが考えてくれる」ような効果があるのです。それは、カードが1枚1枚すべて違うからなのです。
これが、トランプに置き換えると「確率が見えやすくなる」ことの理由のひとつです。
みなさんも、算数や数学の直観とひらめきを育てるために、ぜひ実際にカードを並べながら問題を解くようにしてください。
きっと「確率が見える」ようになるはずです。
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