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受験業界にだまされない家庭学習法

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「動機付け」からみた塾選び

 これとは対照的に、『子どもの「底力」が育つ塾選び』には、具体的な塾名を匂わせる記述は全くない。むしろ、およそ「学習塾」と名が付くものなら、難関中学の受験に特化した進学塾から学習の遅れを取り戻すための補習塾までを含むすべてに適用されるべき一般的な「塾論」とでも言うべき内容だ。

本書では、まず、「今必要とされる学力とは何か」から始まり、「そのために何故塾が必要なのか」を論じ、次いで進学塾・補習塾・総合塾といった「塾のタイプ」とその特徴を述べる。そして、「子どもを行かせたい塾」とは、また「子どもを通わせたくない塾」とはどんなところなのかを、経営・講師その他、さまざまな面から論じている。最後にはチェック・シートまで付いている念の入れようだ。

 著者の小宮山氏にとって特にキーとなるポイントは、「内発的動機付け」と「外発的動機付け」の区別である。

ちょっとわかりにくい言い方に難点があるが、要するに、「内発的動機付け」とは、子供が自らやる気を起こすように仕向けるということであり、反対に「外発的動機付け」とは、子供が本当はやりたくないと思っていることを無理やりにやらせているということである。

小宮山氏によれば、正しい塾選びとはすなわち「内発的動機付け」のある塾を選ぶということだ。

むろん、塾の経営者や講師に「おたくは内発的動機付けですか」と聞いても仕方がない。そこで、いくつかのチェック・ポイントを見ながら親が自分で判断しなければならないということになる。

 

「無料体験授業」は受けるべきか??

 これら二つの本は、学習塾の業界を二つの異なった観点から論じており、両者を併せて読むなら、受験業界がどんなところなのか、立体的に理解できるようになるだろう。だが、両者の主張の食い違いも面白い。

 例えば、塾のチラシなどでよく見かける「無料体験授業」について、『子どもの「底力」が育つ塾選び』では積極的に受けてみることを奨めている。

ところが、『間違いだらけの塾選び』ではそうではない。「無料」だと思って気軽に受けてみたが最後、ずるずると引き込まれて、高額の月謝を払わされることになるというのだ。その額は、これから受験することになる私立中高一貫校の授業料よりも高い。しかも、なんだかんだ言って個別特訓その他のオプションを取らされるので、年間の費用は100万円にもなるという。これが小3、小4あたりから3年も4年も続くのである。

 

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 「無料体験」なんだから、とりあえず体験だけして止めておけばいいじゃないか、と普通は思うのかも知れない。しかし、鳥居りんこ氏の著書にもあるように、塾講師の連発するギャグがやたら面白いのか、子供が「この塾に行きたい」などと言い出し、「まあいいか」と通わせているうちにやめられなくなるらしい。

そうやってめでたく私立の中高一貫校に合格できたとしても、塾代と学校の授業料などで卒業までにかかる出費の総額は1000万円にもなるというのだから、まさに、「タダほど高いものはない」を絵に描いたような図である。

 

「塾に行かない」という選択

日本経済ばかりか、世界経済までも不安がいっぱいの昨今、たかだか義務教育程度のことに、そんな費用をかける余裕のある家庭は実際のところそう多くはないのではないだろうか。「塾通い」とは義務教育と同じくらい当たり前のことで、見直しの対象ともならないのかも知れない。しかし、累計してみれば家計の負担は相当なはずである。しかも、今は世の中の行き先がまったく見通せない時代になってしまった。義務教育段階で費用をかけすぎたところに、もし万一、何か不測の事態が起こって、高校くらいで資金が尽きてしまったらどうするのか、一度考えてみるべきではないのだろうか。

超名門の中学・高校を出たとしても、大学を卒業しなければ無学歴なのである。「東大中退」は、「高卒」と同じなのだ。

 むろん、「塾選び」の本には、「塾に行かない」という選択については書かれてはいない。だが、これからは「塾に行かない」という選択肢についても検討するのが当たり前になるだろう。

それというのも、10年前には考えることもできなかった世の中の変化を目の当たりにしながら、「塾通い」という親世代だけの、しかも日本以外では通用しない「常識」にこだわることに、もはやそれほど意味があるとは思えないからである。百ます計算の陰山英男氏なども指摘されているように、高学力で有名なフィンランドに塾はない。

しかも長年にわたる「塾通い」の費用を考慮するなら、「塾に行かない」という選択はあり得ないどころではない。それによって、生活は相当楽に、豊かになるはずである。

塾に行かずに学力を伸ばすことは可能なのである。

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