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最強の学習マンガはどれか 算数・数学編

「算数嫌い」をなくし、さらに一歩前進するための、おすすめブックガイド

 

 

算数の学習漫画は少ない

 「算数がきらい」という子どもは多いものです。

その原因はいろいろ考えられますが、早めに(出来ればそういうことを言い出す前に)対策を打った方がいいのは確かです。

 学習漫画というのも、その有効な対策の一つではあるでしょう。

ただし、算数・数学に関する学習漫画というのは意外なほど少ないと言わなければなりません。幼児期に与えるような「数の絵本」というのはやたらにあるのに、小学生が算数を学べる漫画となると、がくんと減ってしまう印象があります。子どもが喜ばない、不人気の分野だからでしょうか。

 その中で、『ドラえもんの学習』シリーズは、ほとんど唯一、小学校低学年から読める算数マンガといえるでしょう。このシリーズは、低学年向けから始まって、高学年・中学受験生を対象とするものまで揃っています。

 その他の小学生向きの算数学習漫画は、主に高学年、とりわけ中学受験向きになるといってよさそうです。

 

高学年向き算数マンガ

 このように、算数の学習漫画は、小学校低学年向きのものは層が薄いのですが、高学年向きになると、にわかに増えてくる印象があります。これは言うまでもなく中学受験のブームが背景にあって、「中学受験・中学入試」向けと銘打ったものが多くあります。先ほど紹介した『ドラえもんの学習シリーズ』も、商品ラインアップを見ると、むしろ高学年向きの方がメインであるかも知れません。

 その中でも最近注目のシリーズは、岩崎書店から出ている『めざせ! あしたの算数王』でしょう。

これは、出版社は異なるものの、朝日新聞出版の『サバイバル』、『実験対決』、『発明対決』などと同様のテイストのもので、このシリーズが好きな子であれば、はまるのは間違いありません。

算数の学習漫画ではありがちな、問題をマンガで説明するのに終始するような内容ではなく、ちゃんとストーリー・マンガとして読めるようになっているところに特徴があります。

 

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苦手意識のある子に

 このような高学年向き、あるいは中学受験向きのマンガは、いずれも学習漫画として良質な作品ではありますが、子どもに与える場合は注意も必要になります。というのは、算数が得意で、好きだという子であれば、問題はありませんが、苦手意識のある子に中学受験レベルのものを与えても、かえって逆効果になる場合もあるからです。

マンガというのは、すらすら読めなくてはストレスになることもあります。算数に苦手意識のある子は、そもそも計算が得意ではないので、『計算のひみつ』などを、現在の学齢よりも下向きのものから与えてみるという手もあるでしょう。

 

 

「学習漫画の空白地帯」

 しかし、問題は、むしろ中学生になってからです。

 小学校で算数が得意だったからといって、中学数学にスムーズに移行できるとは限りません。

しかも、中学レベルで数学の学習漫画というものは、ほとんどないに等しいのが現状でしょう。理由はよくわからないのですが、中学数学は、小学校低学年を超える「学習漫画の空白地帯」なのです。あるのは学研の『まんが攻略本』のシリーズくらいでしょうか。(注)

 

(注)これ以外に、最近流行っているものに、アニメやマンガのキャラクターが勉強を教えてくれるという趣向のものがあります。中学数学の分野では、『カゲロウデイズで中学数学が面白いほどわかる本』『「とある科学の超電磁砲(レールガン)」とやり直す中学数学』が代表的なものでしょう。ただし、解説部分はマンガではなく対話になっているので(マンガさえなくイラストのみの場合もある)、本人にやる気がなければマンガ部分だけ読んで終わってしまい、勉強にはならない可能性もあります。さらに内容的には、中学生向きというよりは、中学の勉強が身に付いていない高校生以上が対象と思われます。

また、おそらく中高生から読めるものに、『算法少女』『和算に恋した少女』があります。いずれも江戸時代の数学「和算」をテーマにしたコミックです。ただし学習漫画ではないので、子どもの数学能力と合わせたタイミングで与えないと、単にコミックとして読んでしまう可能性もありますし、もともと青年誌に連載されていたことから子供に与えるときには配慮が必要かも知れません。『算法少女』の方はアニメ化されたという噂もありますが、公開されたという情報はなく、またコミックも1巻しか出ていません。ぜひとも続編とアニメの公開を期待したいものです。

 

実は、小学校で算数が得意であった子どもが、中学数学で陥りやすい「わな」というものがあります。

それは文字式の扱いです。

 小学校の算数が得意だということは、十進法の具体的な数の扱いに長けているということです。ところが、中学数学では文字式が中心です。1015を比べれば101の方が大きいのは明らかですが、a, b, x, yなんて言われても大小関係もわかりません。1000abとを比べたとき、bの方が大きい数だなんてことはいくらもあります。要するに、中学数学では、より抽象的な分析力が問われ、これまで算数で培ってきたカンが通用しないことに、小学校の算数が得意だった子ほど面食らってしまうことがあるのです。

 ところで、そのような子どもに特に焦点を当てた教材があります。(現在無料公開中)

 

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数学マンガはどんどん続く

 中学のうちは、このような教材で苦手意識を払拭してもらって、もし数学の学習漫画が読みたければ、ちょっと背伸びをして高校レベルのものに手を出すしかありません。高校レベルの数学マンガであれば、講談社のブルーバックスなどが比較的充実しているからです。

 また、さらに最近では工学などの数学に関わる分野で、大学レベルの学習漫画というのも盛んに出ています。これは大学で専門の教科書などを読みこなせない学生に向けたものですが、「大学レベル」とはいってもあまり勉強の出来ない学生のためのものなので、高校レベルのマンガがわかるなら読めないことはありません。

その気にさえなれば、今の世の中、マンガを読むだけで、どんどん進んだ内容を勉強できるようになっているのです。

 

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