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受験業界にだまされない家庭学習法

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「消去法」で受験する理不尽

その辺りを非常にうまく突いている本が、『亡国の中学受験 公立不信ビジネスの実態(瀬川松子著、光文社)である。瀬川氏は、中学受験ビジネスを正面から批判するほとんど唯一の論者だといっていい。

とはいえ、私立の中高一貫校を受験すること自体が悪いわけではないだろう。問題は、「私立校に行きたい」から受験するというより、「公立校がだめだから私立を受験せざるを得ない」という言わば消去法的な選択になっていることであり、中学受験ビジネスによってそのような公立不信が必要以上に煽られていることなのである。何が「理不尽」と言って、国民の権利として当然に(しかも無料で)受けられるはずの公教育に本来あるべき質が確保されていないがために、払わなくてもいい費用をかけ、しなくてもいいはずの苦労をわが子に強いねばならぬことこそ理不尽なのだ。

 やはり受験とは、「行きたいところに行く」ために受けるべきものである。「行きたくないところを避ける」ために受けるというのは、どこかおかしい。

 

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私学を自壊させる「公立不信ビジネス」

むろん公立校や教育行政にも責任がないわけではない。国民の教育とは基本的に国家の責任において行なわれるべきものであって、民の役割は補完的なものにすぎないだろう。公立校が質の高い教育を確保する一方で、私立校は公立にない特色を備え、その特色に惚れ込んだ生徒が進学し、それを進学塾がサポートする、というのが本来の姿であるはずだ。ところが現状はといえば、もとはと言えば教育行政が撒いた不安の火種を、受験塾・進学塾業界がこぞって煽りまくった結果、あたかも大火事のような騒ぎになっている。

こんなことをいつまでも続けていたら、あえて子供を産んで育ててみたいと思う人など誰もいなくなるのではないか、とさえ思えるほどだ。受験業界にとって、「公立不信ビジネス」は、短期的には有効なサバイバル手段ではあるかも知れないが、長い目で見れば少子化をいっそう加速させ、私学も受験業界もいつしか自らの首を締める結果になることは目に見えているではないか。反対に、金銭面も含めて、親の負担が少なく質の高い公教育環境が整備されていることこそが結局は少子化に歯止めをかけ、私学そして進学塾業界の生き残りにもつながるのだろうと思う。

しかし残念ながら、そういう観点から書かれた中学受験本を見たことはない。

 

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