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受験業界にだまされない家庭学習法

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ジャーナリスト本が中立とは限らない

 ただし、ここでも鵜呑みは禁物である。ブームに乗って出した本が評判になればちょっとしたカリスマか、教育評論家か、あるいはコメンテーターなどになれるかも知れない分野だけに、塾関係者とは別の意味で利害のある著者もいるだろうからだ。そんな著者が受験業界を敵に回したくなければ、あからさまに中学受験を批判したりはしないに違いない。

そういう事情もあってか、ジャーナリストによる本が一応客観的な体裁を整えるために「私立校の問題点」や「公立校の長所」について述べていても、何となくトーンダウンしている印象は否めない。何より取材の対象が、私立の中高一貫校に通っている生徒やOBOG、親などに偏っているために、結局「中学受験してよかった」という結論にしかならないのだ。

受験するべきか否か迷っている親たちのために本当に判断の材料となるためには、受験校を全落ちして公立校に行かざるを得なかった生徒や、一般の公立校からでも一流大学に合格した生徒などの観点も取り入れるべきだと思うのだが、取材先が偏っているために軸が私立のほうにずれてしまい、中立的な記述になっていないのである。

体験記」もまたしかりである。落ちた人は体験記なんて書かないし、たとえ書いても出版してもらえないからだろうか。従って、これらの本の内容もある程度は割り引いて判断しなければならない。

 

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「不安なタイトル」が多いのはなぜか

 ところで、今回調べてみてわかったことだが、「中学受験本」というのは実に不思議な分野で、潜在的読者を不安にさせるようなタイトルが目白押しである。いわく、『後悔しない中学受験』、『迷わない中学受験』、『わが子を中学受験で破滅させない法』、『中学受験わが子をつぶす親、伸ばす親』、『泣かない中学受験』といったものだ。これらはとりもなおさず、中学受験する(させる)ことで、後悔したり、迷ったり、泣いたり、わが子をつぶしたり破滅させたりすること(!!)があり得ることを示唆しているのではないか。

しかし、ちょっと考えてみれば、もしこれが他の受験、例えば大学受験であれば、『後悔しない東大受験』、『泣かない大学受験』などというタイトルは滑稽でしかない。もちろん、大学受験にも後悔はあるし、泣くこともあるだろう。それなのに、いや、それだからこそ、そういうタイトルはおかしいのである。なぜなら、ふつう受験というものは、後悔したり泣いたりする可能性を当然のこととして受け入れた上でするものだからだ。泣くのが怖いなら受験なんてするべきではないし、受験で泣くのは結局は自分のせいなのだ。それが、こと中学受験に限っては、『後悔しない』、『迷わない』などというタイトルが何の不思議もなく読者を惹き付けてしまうのだとすれば、それは現在の中学受験という制度に、他の受験にはない理不尽さを感じているからではないだろうか。

 

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