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受験業界にだまされない家庭学習法

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一流大学合格者の半数は公立校出身者

 公立校のこの意外な健闘ぶりは、東大以外の名門大学入試においてはさらに顕著となる。なぜなら「東大入試における開成」のようなダントツの存在がいないからだ。例えば、同じ年の京都大学入試の合格者とその出身高校について同様の集計をした結果は次のようであった。

 

 表3   京都大学入試合格者数とその出身高校 2011

 

46-

41-45

36-40

31-35

26-30

21-25

16-20

11-15

6-10

1-5

私立

7

1

1

 

2

4

2

6

17

157

国立

 

 

 

 

 

1

1

2

3

3

公立

3

1

1

 

3

5

11

8

36

240

 

 これによれば、この年の京都大学入試では、合格者数ランキングの上位では私立校が多いとはいえ、全合格者数でみるならば結局のところ公立校出身者が私立・国立の中高一貫校の出身者を上回っているのである。

 むろん公立校に荒れたところがあるのは確かであろうし、私立校の一部が公立校よりも優れた学習成果を出しているのもまた本当だろう。しかしこれらの結果からも明らかなように、だからといって多くの「中学受験本」が説く通りに「私立校であればすべて善く、公立校であればすべて悪い」ということにはならないのだ。

東大・京大の合格者を1人でも出している高校であればそれなりのレベルの教育が行なわれているはずであり、公立校の裾野の広さを思えば、たとえ東大・京大合格者はいなくとも優れた教育を施している学校はわんさとあるに違いない。要は、「公立校にも善いところはあり、私立校にも善くないところはある」という、ごく当たり前の結論に落ち着くのである。

 

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まずは、中学受験塾関係者でない著者の本を

 だとすれば、「わが子に中学受験をさせるべきか、させないほうがいいのか」と迷っている段階で、あるいは「中学受験って、中高一貫校ってどんなものだろう」と予備知識を仕入れようとする段階では、これらの進学塾・学習塾関係者の著書は読むべきではない。ほぼ間違いなく、公立校に対するあらぬ偏見を植え付けられることになるからだ。ただし、私立校受験の決心がついたときに、その決意をさらに強固なものとする目的のために読むのなら、それなりの効果が期待できるだろう。

 それでは、決心がつかない段階でまず手にとるとしたら、どんな本がいいのだろうか。

 まずは、あなた(とお子さん)が中学受験したとしても、それで儲かるわけではない人たち、すなわち、あなたを特定の方向に誘導しようとする直接的な動機を持たない著者の本を選ぶべきである。それは、作家、エッセイスト、ジャーナリストといった肩書きの人たちだ。「中学受験」とはよほど大きなマーケットと見えて、そういう著者による本もまた相当数が出ている。これらは、少なくとも塾関係者の書いたものよりは客観性があると期待できる。あるいは、あまり客観的とは言えないかも知れないが、体験記といったものも実感が伴っていて参考になるかも知れない。

参考[中学受験本一覧--エッセイスト、ジャーナリストなど1]

[中学受験本一覧--エッセイスト、ジャーナリストなど2]

[中学受験本一覧--体験記]

 

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