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大学入試センター試験が廃止

求められる「新しい学力」とは

 

 

センター試験がなくなる

 大学入試センター試験が廃止されることはご存じだろうか。毎年冬の年中行事のようでもあった大学入試センター試験だが、現在の小学生が大学受験を迎える頃には廃止され、新たに設けられる「高等学校基礎学力テスト(仮称)」と「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」に取って代わられることになるという。

新テストは年に複数回実施され、点数評価ではなく、ABCD…といった段階別の評価となる。これまでのセンター試験が年1回の「一発勝負」で、しかも「1点を争う」ものであったのとは一線を画した形となるのだ。

 

「学力観」が変わる?!

 この決定は、すでに教育界に波紋を投げかけている。試験の時期や形式が変わったというだけでなく、大学入試の二次試験が人物重視の面接や論文中心となると「大学入試が就活のようになる」、「変わり者で面接が苦手な生徒は合格できないのでは」という懸念が生じているのだ。

 けれども、かつて共通一次試験(大学入試センター試験)が導入された当初も、「二次試験では小論文などで人間性を見る」などと言われたものである。それでも、日本の教育における「知識の詰め込み」路線は基本的には変わらなかった。それなのに、今回改めて懸念が広がっているのは、「子どもの学力」に対する見方が流動化しているからだ。「すぐれた学力とは何か」という問いに対する答えが昔のようには定まっていないのである。

 

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「国際バカロレア」の導入

 それを象徴するできごとが、文部科学省が「国際バカロレア」の導入推進の方針を固めたという事実である。

 すでに報じられているように、文部科学省では、「国際バカロレア」あるいはそれに準じた教育を行なう学校を2018年度までに200校程度に増やすという方針であるということだ。日本で「国際バカロレア」を取り入れている学校は、2015年現在で30校に満たず、そのほとんどがインターナショナル・スクール、そのほかは私立校がいくつかあるだけだが、なんとこれを数年を経ずして200校にするという。

 「国際バカロレア」とは、元はと言えば世界各地のインターナショナル・スクールに通う生徒が、国ごとに違う受験制度に翻弄されることなく高度な教育を受け、世界の大学入学資格を得られることを目的として策定された教育システムのことである。文部科学省がこのような方針を掲げるのも、知識偏重を脱して、「自発的に考え、探求する人になる」という国際バカロレアの考え方が、「世界に通用する教育」「教育の世界標準(グローバル・スタンダード)」を目指す同省の方針と一致したからだろう。そう言えば、大学入試センター試験の廃止も、この「200校への国際バカロレア導入」の後、その生徒たちがちょうど大学受験を迎える時期に一致している。

 ということは、「今後目指される学力」のひとつの目安が、この「国際バカロレア」であるとみなして、ほぼ間違いないと思われる。

 

「国際バカロレア」が目指す学力

 では、「国際バカロレア」では、どのような学力を身につけることを目指しているのだろうか。詳細は専門書などに譲るとして、ここでは手っ取り早くイメージをつかめるように、試験問題を例としてご紹介しよう。

 例えば、次のような論述問題がある。

 

 「文学作品の中には、文学以外の芸術、たとえば絵画、音楽、映画などに言及しているものがあります。作品の中で、文学以外の芸術がどのように表現され、またどのような効果をあげているかについて、例をあげて考えるところを述べなさい。」

 

 これは選択問題のひとつなので必ず答えなくてはいけないわけではないし、日本語による文学の問題なので解答も日本語で書いて構わない。だが、科目によってはこのレベルの問題に英語で答えなくてはならないこともある。

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