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(書評)

佐藤 優・井戸まさえ『子どもの教養の育て方』

 

 

 わが子に「勉強のできる子になってほしい」と願う親は多いだろう。

そこからもう一歩進んで「教養のある人間に育ってほしい」と考える親がどれくらいいるかは、よくわからない。だが、本書がそのような親にとって指針となるべき本であることは間違いないだろう。「子どもに教養を」は、当サイトの隠れたテーマでもある。これまで類書がなかっただけに、「わが意を得たり」と思う箇所が少なくなかった。

 一応、対談形式の読書案内の体裁をとっている。紹介された個々の本については、「もっと良い本がある」など、いろいろ意見もあるだろうが、本書で大事なのは個々の本がどうということではない。それよりも、むしろ佐藤氏の「子どもにとって教養とは何か」という考え方を知ることに価値がある。

 また、勉強についてのアドバイスも含まれており、参考になる。

 

佐藤「国語というのは、(中略)論理の力さえきちんと持っていれば、国語の試験問題は大学入試でも8割は絶対にとれるんです。(中略)じつはその辺の論理の組み立てということに関して、あまり小学校、中学校の教科書は自覚的に構成されていないんですね。そこで論理の力をつけさせるために家庭でできることとして、出口[]さんの『論理エンジン』シリーズがおすすめです。」

 

 本書では、ゲームに対する考え方も当サイトと基本的に同じだ。佐藤氏は、「『ゲームとテレビは敵』くらいに思ったほうがいい」と言う。当サイトのテレビに対する考えはそれほど厳しくはないが、「リアルタイムのテレビは極力見せない」という点では共通している。とりわけ最近は、判断力の未熟な子どもたちをターゲットにして中毒的な購買やゲームに走らせようとする番組が多すぎる。子どもには、あらかじめ親が選んで録画しておいた番組しか見せないくらいの配慮は必要だというのが当サイトの意見である。

 

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 とはいえ、佐藤氏と当サイトの意見が異なる点がないわけではない。一つは、英語教育に関するものだ。佐藤氏は「小学校までの英語は全く意味がない」と言う。確かに、高額の費用をかけてインターナショナル・スクールに入れたりしても費用対効果は甚だ疑問だし、かといって中途半端に英会話を習わせるだけでは意味がない。だが、小学生にはどんな英語教育も全く意味がないかと言えば、そこまでは言い切れないというのが当サイトの考えである。工夫次第では相当な効果が期待できるのではないだろうか。とは言うものの、親もそれなりの勉強が必要になるし、「子どもの英語教育」で満足な成果を上げられるスクールを見つけるのは容易ではないかも知れない。

 

 また、佐藤氏は「親が自分の子どもに勉強を教えるのは無理」とも主張されている。確かに、これはしばしば聞く意見あり、一般論としては正しいのかも知れない。だが、それとて例外があるとするのが当サイトの主張である。

それというのも、「教える」というのは、必ずしも「先生や家庭教師のように教える」こととは限らないからだ。むしろ大事なのは、ふだんのさりげない会話に織り込まれた「教えない教え方」であって、そのほうが下手にテキストや問題で教えるよりも頭に入ることがある。佐藤氏も「かるた」に学習効果があることを認めているが、「教えない教え方」にとって「かるた」はもってこいの教材である。

 そのような「教えない教え方」を実践しようとするときに問われるのが、親の教養の力ではないだろうか。「子どもにとっての教養」を考えることは、「親にとっての教養」を見直すことにもなる。本書は、その意味でも味読するに値する書物と言えるだろう。

 

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